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スケール : scale
ものの長さや角度を測る目盛りや、縮尺のことですが、ものごとを捉えるときに、各自ものさしの違いがあります。たとえば、「わずか」といっても、ある人は1センチちがっても気にならないけれど、ある人にとっては1ミリ違ったら大変なことです。それは長さ、角度、重さに限らず五感にもいえることですね。音、匂い、味、見え方、肌触り。当然ながら、受ける衝撃の大きさもまったく違ってきます。配慮は美徳です。
不思議の国、おとぎの国
ワンダーランド、フェアリーランド、ネバーネバーランド、いずれも架空の世界です。見たことのない場所で、変わった人や生きものに出会い、耳慣れない言葉だらけで、摩訶不思議なことが起こる。まさにはじめて降り立つ異国の地がそうですね。ここはおとぎの国なのだと思えば、子どものようにすべてのことを受け入れられる気がします。おおらかな気持ちと、ほどよい緊張感を保つことが旅を楽しむための秘訣でしょうか。
風のような人
初めてあったひとを、あなたはどのように認識しますか? 国籍、都市、人種、髪や目や肌の色、背格好、しぐさ、とさまざまに表現できますが、決めつけると、かえって本質は見えにくくなることもありますね。印象は既成の概念や偏見を超え、一個人を自由に羽ばたかせることができます。ひと口に風といっても、そよかぜ、突風、つむじ風、いろいろに豹変するやもしれず。ひとに接するときは、つねにそのことを思い出して。
新しい道
人生においても旅のはじまりはすべて新しい道に踏み込むことかと思います。その一歩を踏み出すことを躊躇したり恐れたりすることは、冒険を拒むことになりましょう。日本語で冒険といえば、危険を伴うことをあえておかす、といった意味で使われますが、英語では、めずらしいできごとやおもしろい、あるいはすばらしい経験という意味で使われます。旅は心の持ちようで、まったく異なる道をたどるのだとしたら。どっち?