- 約束
- ひと昔前の日本の子どもたちは約束を必ず守る意味で、お互いの小指を絡ませあってこう言いました。「指切りげんまん、うそついたら針千本飲~ます」。口約束はそれほど厳粛なものでした。証拠がないから守らなくとも罪に問われることはないけれど、だからとこれを軽んじれば、大切な「機」を失うことになります。旅先に限らずとも一期一会、ささいなことで「ひとをがっかりさせてはならない」と心に刻んでおきましょう。
- 旅の荷物
- 軽いにこしたことはありません。旅にでる前に現地の気温や天候を調べて効率よい組み合わせの服を用意します。内側に通気性のよい上質の天然素材を、中間には体温や湿度を保つもの、外側には風雨を防ぐ軽い素材を、と3層を基本に考えれば混乱しません。少しあらたまった場所へ赴くときのために、あるいは急に環境が変わったときにも、ショールやスカーフ、手袋、アクセサリーなどの小さなものが役にたちます。
- リスト : list
- たとえツアー参加でも、自分だけのささやかなリスト、つまり目的を作ると、旅はぐっと独自性をおびてきます。ホテルで地図を手に入れて、思いの絵を見たり、欲しかったものを買ったりするために、ひとりで切符を買って、乗り物を乗り継ぎ、街ゆく人を眺めつつお茶を飲み、帰路につく。これだけでも冒険心をたっぷり味わえます。
- キーワード : keyword
- 耳に心地よいひびき、美しいものにまつわる物語、あるいは出会った人との会話に気になる言葉がでてきたら、現地の言葉で覚えてその意味を知りましょう。心に引っかかったできことも書きとめておきましょう。なぜならそれは「ひらけ、ゴマ」、ときめく世界への入り口だったり、のぞき穴だったり、道先案内だったりするからです。