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片手をパァ
片肘を脇にくっつけたまま、差し出した掌をパァに広げて、首を傾げるか肩をすくめる。天竺の人が困ったときにする、ものすごくチャーミングなしぐさです。仏像を見ると、これに近いポーズもあったような気がします。あれ、仏さんも困っているってこと? 困ったときに真似てみますと、言葉よりもぐっと密接に通じてるなって反応があります。
合点承知の助
一歩国の外へ出たときに自分は、あきれるほどに知らないことが多すぎて、あまりにももの分かりが悪くて、ってことを今さらのように思い知ることも旅の恩恵なのでしょうか。どう対処すればいいかわからないうちは、自ら先んじて行動を起こさないこと。黙ってじっと相手を見ていれば、おのずと身の振り方もわかってこようというものです。
ライムジュース
ライムを絞って塩を加えたもので、氷を浮かべてあるものとそうでないものがあります。 暑い国ではほんとうに喉から手が出るほど美味しい飲み物です。けれど高級レストランでもジュース、カットフルーツ、アイス、クリーム類、ラッシー、サラダ、生ものには気を許さないことにしています。生水もあたりやすいですが氷も危険、きちんと密封されているかどうかを確かめて購入したボトル入りミネラルウォーターを携行すること。
背に腹は代えられぬ
かつての中近東の旅で、感染した人たちの苦しみを目の当たりにしたので、ちょっとした心の隙が命取りだということを胆に銘じています。そうでなくとも、長旅の疲れと、昼間の酷暑と強烈なエアコンの冷えで体力は衰え、抵抗力は弱まっているのですから。現地の人は平気であっても、私たちは免疫体を持っていない病がたくさんあります。