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ほめる
対面のときの会話のきっかけは、相手の美点を探すことから始まります。たとえば家にお邪魔したときは、敷地や庭や窓からの眺め、調度、そしてコレクションや趣味のよさなど。そのとき伝統や芸術などに造詣が深ければ、相手は尊敬の念を持ってあなたの評価に興味を抱きます。うわべだけのお世辞はかえって侮辱と受け止められることもあり。
カディコットン : Khadi cotton
「手つむぎ手織りの」と念入りにいうのにはわけがあります。手でつむいだ糸は不均一なので機械の織機にはかかりません。必然的に手織り機にかけることになります。ところが機械紡績の均一な糸を市場などで買ってきて、これを手織り機にかけて織ったものはたくさんあります。この場合は手織りの布ではありますが、カディではありません。
振る舞い
動作や挙動。その場の雰囲気に大きな影響を及ぼします。とくに食事をしながらおしゃべりをするときは、話に夢中になると食事がおろそかになるし、食べる作法に気を使っていると話は上の空になるし、その人の振る舞いが顕著に表れるので油断なりませんね。滑らかに滞りなく静かに。これだけは日ごろから気をつけて訓練を積むしかありません。
もてなし
これも振る舞いと同じですが、相手や状況に応じてふさわしく振る舞うことです。過剰なもてなしには戸惑いますし、不足な対応には不満が残ります。一方的な流儀を押し付けずに、相手が自分にするように自分も相手にするとよいでしょう。言い換えれば、相手のもてなしは自分がどのように映っているかの鏡と考え、冷静に受け止めましょう。
観察
情報を得ようとするとき、とかく人は言葉に惑わされがちですが、観察に勝る武器なしといっても過言ではないでしょう。ものごとを観察していれば、アクシデントの大半は防ぐことができるはずだといわれます。観察はだれにでもできそうですが、その能力を日ごろ使い続けられる人はまれで、それこそが優秀であるというゆえんなのでしょう。