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少年
ひと昔前までは、大人と同じように子どもたちがレストランやホテルで働かされているところを見かけましたし、ボーイと呼ぶ言葉はヨーロッパでもアメリカでも、もとはそういった少年たちのこと。最近では天竺でも14歳以下の子どもたちを働かせてはいけないという法律ができて、きちんとしたところでは子どもたちの働く姿を見かけなくなりました。したがって、ここでいう少年は、15歳かそれ以上ということになります。
ティー : tea
客人にはまず水でもてなし、次にお茶をすすめる。ダージリンやアッサム、セイロンと、天竺とその周辺には有名な紅茶の産地があり、行く先々でお茶が振る舞われ、お茶には必ずクッキーなどの焼き菓子が添えてあります。なかでもスパイスを混ぜたマサラティーは食後のお茶としておすすめです。ただし、大量の砂糖とミルク入りなので、ときにはおなかがゆるくなることもあり、すすめられるままに、つい飲み過ぎないように。
ショー : show
壁にかけるタペスリーや床に敷くラグやカーペットなどは、大きくもあり、重たいので、2人、あるいは3人がかりで広げて見せてくれます。全体感を眺めるには遠くに、ディテールを調べるには近くで、離したり引き寄せたり、繰り返し見て、選んで……シルクロードの名残りでしょうか、見たいもの、買いたいものには、時を忘れてしまいそう。
なにがおかしい
アジアの人たちはとにかくよく笑う。滑稽だったりうれしかったりするときはもちろん、困ったときも、照れるときも、申し訳ないと思うときさえ、にが笑う。ただ、時と状況によっては、あるいは、所変われば相手の気に障る場合もあります。「なにがおかしい?」って顔をされると、身の置き場がありません。場の空気を読んで、気をつけないと。