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ジャンルからはみ出す
この世にあるあらゆるものが様式や内容に拠って区分されていますが、工芸や民芸とひとくちにいってもその表現や技術は多種多様です。ある視点で集められた展覧などによって、私たちはその歴史や系譜を辿ることはできますが、芸術的な側面の評価は別れるようです。最近はそこに焦点を当ててアートブックに編纂されたり、新しい視点での研究や解説がさかんになってきました。測り知れないものほど興味をひくのは事実です。
一日にひとつが基本
外国へ行ったら、一日にできることはひとつ。難しいことは明日にしよう。旅先ではあまり多くを達成しようとしないことが基本です。それは余裕を持ってことにあたり、失敗しても取り返しがつき、どんなに不幸な日でも、ひとつならなんとかなる。そしてひとつのことを成し遂げようとする道すがら、多くのすてきなことに出会えるからです。
フォービスム : fauvisme
20世紀初めに、マチス、ルオー、ブラマンク、デュフィなど、フランスの画家たちが始めた画風フォービズムは日本語に訳すると野獣派と呼ばれます。色彩は原色を多く使い、単純で奔放な筆使いでエネルギッシュに描かれています。当時の画家たちのなかには海を渡って南国へ、あるいは陸路でオリエントへ旅する人もいました。異国の文化に触れることはファッショナブルでさえあり、おおいに芸術面でも影響を受けたようです。
モチーフ : motif
創作や表現の題材。カンタのモチーフは信仰の豊かな生活のつづれ織りのようなもので、神話、自然、そして日々の暮らしぶりから生まれます。神、叙事詩のなかのエピソード、男と女の毎日の行動や祝祭、動物、とりわけ象、鳥、魚が違った場所に違った姿で現れ、2つの動物はひとつの顔で対となり、2隅のモチーフは違っていたりする。何故かようにかわいらしい絵ができるのか、女性たちのイマジネーションが反映されています。