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サブジ : Sabji
野菜にクミンシードやターメリック、コリアンダー、ガラムマサラ(=それぞれの家庭で微妙に違うスパイスの調合)、パプリカなどのパウダーをまぶして、材料の性質に応じて蒸し煮にしたり、炒め煮にして食べるベジタリアンメニューの最もポピュラーなひと皿。野菜のホットサラダのようなもので、付け合わせとしても少しずつ出てきます。
プラオ : Prao
米を炒めて野菜やサフランなどと一緒に炊き込んだ料理です。どことなくふわっとしたやさしい味わいでさっぱりしています。紀元前から伝来する料理だそうで、そういえば東南アジアでも、炒めた麺類などもプラオと広く呼ばれていますね。天竺ではもうひとつ、炒めご飯のようなもので、ビリヤニと呼ばれるものがありますが、こちらは肉やスパイスをふんだんに使った強い味で、ムガール王朝の来歴でペルシャ語が源らしいです。
マンゴー : Mango
天竺の西北側沿岸でマンゴーは収穫され、都市部でもリヤカーに山ほど積んだマンゴー売りが見受けられます。お母さまのお気に入りはアァポー、世界的にはアルフォンソ(Alphonso) という名で知られる品種が、甘さ、果肉の色と香りでベストだと言われています。風さんの故郷にはマンゴーの広大な果樹園があってたくさん採れるそうです。
果物は持ち帰れない?
果物のなかには輸入禁止品で持ち帰れないものがあります。禁止品目に当てはまらないものは、検査を行って検疫病害虫が付着していなければ、検査合格として持ち込むことができるそうです。いずれにしても食べ物に関しては細かく定められているので、旅に出る前に、あらかじめ植物防疫所へ問い合わせて調べるほうがいいかもしれません。