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エコノミックアニマル : an economic animal
聞くところによると、1965年当時のパキスタンのブット外相が、日本の経済進出のめざましさついて述べたのが最初だそうで、その後多様な解釈がなされていますが、素直に言葉の並びに従えば、経済人間とでもいいましょうか、ものごとの判断基準が損得や効率にあって、それが利己的で、目に余るときには侮蔑的な意味あいが含まれます。
骨董街
天竺の、それもベンガルの骨董街は、主に被植民地時代の英国ヴィクトリア朝の家具や調度が多く見受けられます。家具は英国から船で運んできたものに混じって、天竺で誂えたものもあります。精巧な象嵌のチェステーブルや、ペイントした大きなキャビネット、銀の燭台や陶器のティーセットも埃をかぶっており、古道具屋といった雰囲気です。
クラブハウス : clubhouse
風さんはゴルフのクラブに入っていて、ほかにもテニスや乗馬もするらしいけれど、天竺のこれらのスポーツやクラブハウスは、入植者であったイギリス人たちが使用していた施設をそのまま遺して利用されているケースが多いです。植民地時代の建物は天竺のお金持ちのメンバーが使うことで保存状態が良いという、ちょっと皮肉な現実ですが。
雇いのコック
天竺の家庭では家族の出身地や宗教的理由から、独自の材料の揃えかたや調理法があって、それは代々きちんと守られていますので、いわゆる調理師というよりも、伝統の食生活を守る人という立場です。それは女主人によってこと細かく伝授され、ほかの使用人とは区別されて、家族の一員のようにその家で寝起きしていることが多いようです。